2014年11月

作品紹介(5)「休み時間の無駄話」

2014年11月25日 (火)

りぼんっ子の皆さん、漫画描いてますか~!

なんと、12月号のりぼん漫画スクールでデビューした瀬川あや先生

キノコの似顔絵を描いてくれました。

Photo

似…似ている~!!(by 編集部一同)

でも、「キノコ」原作の鳥海先生をはじめ、なんだか皆さん毒がありますよね!?

※キノコはやさしさあふれるお兄さんなので、

決してパワハラで描いて頂いたわけではないッス☆


瀬川先生、ありがとうございます!!皆からのキノコへのお便りも待ってるっスよ

さて今回は、はじめてギャグまんがを紹介したいと思います!!

藤枝ハルノさん(小6)の「休み時間の無駄話」という作品です。

1p

この作品、キノコ大好きです!!

今回は、あらすじは省略しますが、ある中学校に通う、

ちょっとオタクっぽい女の子たちによる日常系ギャグ漫画です。

2p

この「フラグとは」の説明、上手すぎる!!上手すぎてもうここで笑える

「あるある」「お約束」は、ギャグまんがに求められる定番ネタのひとつ

だと思うのですが、それをうまく使って、オチにつなげられていました。

非常に魅力ある3人なのですが、キャラクターが似ているところが惜しかった

「死亡フラグ」のようなことばの説明が、

まんがの中に入りきらなかったことも(それが面白さでもある!けど)、

皆が同じ知識を持っていて、

「死亡フラグって何?」というキャラクターがいなかったから。
もし、もう少し3人のキャラクターにバラバラの個性があったら

さらに笑えるネタがあったかも!と、思います。


あとは、画面のメリハリがあるといいですね。

特に4コマだと、同じような大きさのコマが続きますが、

扉絵をつけたり、背景や人の大きさを変えたり、効果をつけたりして、

読む人が飽きないように工夫をしてみたら、もっと勢いが出ると思います。

当たり前だけど、作者は同じだから、

中身も見た目も、キャラクターは似てきてしまうものですが、

やっぱり個性豊かな人がたくさん出てくるまんがって面白いですよね。

ハルノちゃんは、3人の見た目を変えることは非常に上手く出来ていたので、

性格(キャラクター)も「誰がどの役で、他の子と何が違うんだろう?」

と考えてみよう!!


キノコの毒胞子を収めてくれたハルノちゃんには、

キノコオリジナルのアドバイスシートをプレゼント☆

第13回にさらにすごい作品が来るのを待っています!

作品紹介(4)「やさしいうそにつつまれて」

2014年11月18日 (火)

りぼんっ子の皆さん元気ですか~!

ちょっとお久しぶりッスね!
りぼん編集部はいま絶賛、お仕事中!!

1月号を作る仕事が山場を迎えてますよ~!!

そんな中さわっちは…

学校机に座って妄想している~ッ!!

疲れたときは、撮影用の机に座って思いでにひたる編集部でした。

Sawa4

さて4つ目の作品紹介は、陰山真依さんの「やさしいうそにつつまれて」という作品です。

あらすじはこんな感じ。

Ill1

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真也には大切な友達がいる。彼女の名前は、湖梅

春から病気で入院しているけど、あと一ヶ月で退院するんだ――

――そう思っていたのに…湖梅のお母さんから、彼女が亡くなったことを聞いた。

真也は、「気付いてくれなかった」と責める湖梅のイメージに悩まされながら

彼女と一緒に出場するはずだったマラソン大会を迎える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ill2_2

タイトルからも分かるように、難しいテーマに向きあった作品!!

亡くなった湖梅に、主人公が話しかけるシーンや、

「すぐによくなる」と信じて言ってしまった言葉に対して

主人公が悩むシーンは、思わずぐっと来ました。

さらに、マラソン大会という、はっきりとした目標真也にあたえたことで、
特にクライマックスに向かって、読者のテンションを一緒に

あげることに成功していました!!

ハッキリしたゴールを作る」ことは、

ストーリーを分かりやすくするうえで、すごく大切なので、

みんなも意識してみよう

すごい作品だったけれど、残念だったのは、

話しかけてくる湖梅が“何”なのかよく分からなかったこと

真也だけに見える幻覚や夢? 天使? 記憶?

それが分からないというのが、ストーリー全体を分かりづらくしてしまいました。

魔法のような出来事が起こるときは、

こんなことを気にしてみると、面白くなります!

それは、


☆その出来ごとに条件(きまり)があること


例えば、

「深夜2時に理科室にあらわれる幽霊」

「水が近くにないと使えない魔法」

「誰にでもモテるけど、自分の好きな子には効かない」

こんな風に、「こうじゃなきゃいけない」というきまりを考えてみよう。

もし、「湖梅はどういう状況で出てくるか」

というきまりがあったとしたら、

湖梅がどんな存在なのか”の説明にもなると思うし、

「どうして出てきてくれないの?」といったふうに、

新しいドラマが生まれたかもしれません!

「何でもアリ」は、すごく難しいので、

あえて厳しい条件をつけるのも、アリかも!

悩んだときは試してみてね。

陰山さん、素敵な作品をありがとう!

キノコからのお手製アドバイスシートもお楽しみに☆

作品紹介(3)「世界はキャンバス」

2014年11月11日 (火)

りぼんっ子の皆さんこんにちは!

さぁ今日もさっそく、新しい作品を紹介していきます。


3つ目は、花里みほさん(小6)の、「世界はキャンバス」という作品。

Tobirase

あらすじは、こんな感じです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主人公の岬は、「冷静沈着で皆に嫌われている」と本人が言うとおり、

遠慮なくものを言う性格で、クラスで怖がられている。

そんな彼女が好きなものは花。自分とは違うやさしい存在。

ある日の帰り道、自分の絵をスケッチブックに描いている男の子に会い――

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ill

今までの2作品とは違い、いわゆる「恋愛モノ」の作品。

小学生まんが大賞でも、「恋愛」は、一番多く扱われているテーマだと思います。



みほちゃんは非常に高い画力で、髪も瞳もキラキラ

しかも、キャラクターを大胆に、大きく描けているので、
漫画としてすごく魅力のある画面になってる!


さらに、
「性格に難がある主人公だけど実は昔…」

という設定を、回想やモノローグをうまくつかって掘り下げられていました。



よりステップアップするためには、
主人公のキャラクターをもっとよく考える必要があったかもしれません。

まんがの主人公に必要なこと…
それは「共感できる」こと。
これはすごく難しいけど、本当に大切だから意識してほしい!!

ストーリーをドラマチックにしようとすると、
主人公に「らしくないこと」をさせてしまいがちだけど、
「そろそろこうしなきゃ」というストーリーの都合ではなく、キャラクターを優先することが、
共感できる主人公づくりへの第一歩です。



例えば岬は、ネイルをしている友達に「くだらない」といってしまったり、

ヒーローにも「絵なんか描いてなんになるのですか」といってしまったりと、

かなり、難しい性格の子にえがかれているけど、

あらすじで描いたように、実はそんな自分に悩んでもいる普通の女の子。

でも、「これでいいんだ!」と思っているワケじゃなくて、
自分の性格に悩んでいる女の子なら、
少し違った言い方をするんじゃないかな??



そして、ここまでいっていまうと、
読んでいる子は、「この子ってヤだなぁ」と思って、応援できなくなるかもしれない

応援できない子が幸せになっても、嬉しさ半減ですよね。


ストーリーの都合だけじゃなく、
キャラクターを中心に考えてみよう



花里みほちゃんの次回の飛躍を祈って、キノコから特製アドバイスシートをプレゼント!!

ぜひ入賞を目指して、第13回にも応募まってるっスよ~!!

作品紹介(2)「猫の声が聞こえたら」

2014年11月 6日 (木)

りぼんっ子の皆こんにちは!

これ、ジャカルタのデパート内の写真なのですが、

みてください、何かきぐるみがたたずんでる…のに…

Hene

ビックリするくらい、誰もかまってくれない!!
着ぐるみきてるのに!!! 頑張ってるのに!!

なんか…キノコ感情移入しちゃいましたよ…( ´;ω;`)ブワッ

さて元気を出して作品紹介第二弾☆

第二弾は、柴咲唯ちゃん(小学校6年生)の「猫の声が聞こえたら」という作品です。

Tobira

あらすじはこんな感じ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

らなは猫が大好きで、あるときから猫の声が聴こえるようになった。

でも、おばあちゃんから預かった猫は少し様子が違って、
何をいっているのか分からない(声が聴こえない)

らなは以前、野良猫を拾ったときのことを思い出す――

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8p

この猫の絵、かわいすぎるやろ~!
怒ってる顔だってかわいいくらい!!

唯ちゃんの「猫が好き」ってキモチが、バシバシ伝わってくる作品でした。

描いている人が、本当に好きなものを描いてくれると、
やっぱり読む人にもその熱って伝わります。

皆も唯ちゃんみたいに、本当に好きなものについて、まんがを描いてほしいです!

残念だったのは、話の流れが複雑なこと!

すごく特別な能力なのに、「主人公が猫と話せるようになるエピソード」がないまま、
お話がはじまってしまうことも、その1つの原因ですが、

イマ(猫と会話できる主人公のもとにおばあちゃんの猫が来る)

昔の回想(塾の帰りに猫を拾う)

5年前(猫が病気で死んでしまう)

イマ

という時間の流れがちょーっと、難しい!!

5年前が、回想より前のことなのか、
その後のことなのかが、最後までよくわかりませんでした。

回想は一回まで!!と、考えてみましょう。

回想(時間の移動)や、場所の移動が多いと、お話作りがすっっごく難しくなります。

ぜひ次回は、32Pで!!

最高な作品を送ってくれた柴咲唯ちゃんには、

キノコ特製アドバイスをプレゼントします!

 

第13回にも投稿待ってます!!

作品紹介(1)「魔の都のトライアングル」

2014年11月 4日 (火)

無題ドキュメント

りぼんっ子の皆さん、漫画描いてますか~!!


実はキノコ、インドネシアに行ってました!


みんなインドネシアってどんなイメージですか?
実は…むちゃくちゃ暑いんですよ!!
その気温、実に32℃越え!!!
キノコがなにをしに行ってたのかって?
そのうちこのブログで紹介…出来るといいな!!
さて、惜しくも入賞はならなかった作品を紹介する作品紹介!!

記念すべき第一弾は…

鏡音ユイさん(6年生)の「魔の都のトライアングル」という作品を紹介します。

Tobira_3

とにかく丁寧に、がんばって描いたことが伝わる作品!!
このトビラ!トビラから、雰囲気ありすぎでしょ!!

作品のあらすじは、こんな感じ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主人公の綾子は、初デートに行くはずが魔の都に迷い込んでしまう…
そこでユーレイらしき女の人に声をかけられ、座敷わらしになり、
という男の子を捜す仕事をまかされる。
彼を探していたところ、幼なじみの望夢に出会い、
綾子は忘れていた記憶を思い出す…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Miyako


キノコ、これ読んだとき、「おお~っ」って言っちゃいました

だってこの作品、

・イケメンあり!

・主人公変身あり!

・異世界あり!

・仕事あり!

と、ファンタジー好きのキノコが興奮する要素が、盛りだくさん!!!!


しかも、絵も丁寧!!
じゃあどうすれば、さらに上の賞を狙えたのか?
実はこの話、みんなに説明するのが難しいのです…

「誰が どうする話なの?」
って聞かれたら、

「迷い込んだ綾子が、幽霊に出会って、ある男の子をさがすんだけど、その途中でもう一人男の子が出てきて…」

すごい長くなっちゃう!!

皆、「え?探す男の子が誰??ほかの男の子って??」ってなったと思います。
もしかしたら、キャラクターが多かったんじゃないかな?
例えば皆が、自分の小学校の話をお母さんにするとして…


「ミクちゃんがね、あ、ミクちゃんっていうのは隣の子で、趣味は歌なんだけど、その子はユウくんが好きで、あ、ユウくんっていうのは…」
ってどんどん人が出てきたら、お母さんわかんなくなっちゃうよね。


何がしたい話で、誰が必要?
人は少ないほうがいい!と考えてみましょう。


しかしこの気合溢れる作品!!キノコの心揺さぶりまくりでしたよ~!!

さらなる飛躍を祈って、鏡音ユイさんには、キノコ特製の批評用紙を差し上げます!

ぜひ第13回にも、応募待ってるっスよ~!

りぼん12月号発売中☆

2014年11月 3日 (月)

りぼんっ子の皆さん、漫画読んでますかー!

Hyoushi

りぼん12月号、発売中ですよ!

なんといっても…ひよ恋が感動のクライマックス!!

ひよりと結心の物語、ぜひりぼんでチェックして欲しい!!






付録はブレスウォッチ♪

パッチンするのが楽しくて、キノコもいつもつけてます。

Sawachi2

読者コーナー担当編集:さわっちもごきげん!!

実はさわっちとキノコは、隣の席!

さわっちの妄想が激しすぎて、一日に三回は毒胞子が出てます。

さわっち、出来るだけ加工したから許してね☆

そして忘れてはいけないのが…

小学生まんが大賞、結果発表~

気になる結果は、ぜひりぼんでチェックしてください!

発表もあったし、明日から本誌では詳しく伝えられなかった作品も取り上げてきますよ

お楽しみに!

初更新~!

2014年11月 1日 (土)

りぼんっ子の皆、漫画描いてますか?

このシルエット…みたことあるかな?


Image1



あるときは違いのわかる男として…(イラスト:鳥海りさこ先生)



Image2



またあるときは新人“ヤング”として……(イラスト:前川涼先生)


Image3

登場している男

しかしてその実体は…

小学生まんが大賞担当の男!!キノコだぁ~!!

このブログでは、誌面では伝えきれない


☆小学生まんが大賞のスゴいところ

☆惜しくも入選を逃したけど、キノコ一推しの作品

☆入選のポイント

☆その他イベントの熱きレポ

などを更新していきます。

そして、キノコにブログで紹介された皆にはなんと!

キノコから感想&アドバイスを、原稿返却のときにプレゼント!!

君の作品がブログで紹介されるかも?

まんが家になりたい皆、このブログも読んでね!

みんなよろしく!

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