りぼんっ子の皆さんこんにちは!
寒くて体調崩してないですか?
キノコはいつでも元気っスよ~!!
さて今回は、題材の個性が光っていた、
冨田チロルさん(小6)の「フレンズ・ドッチ」という作品を紹介します。

あらすじはこんな感じ。
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ゆりなは小学5年生。ドッチボール大会を来月に控えて、
正直ゆううつ…。しかも相手チームにはドッチがむちゃくちゃ上手いハルナが!!
ハルナに勝つために友達の夏奈子と特訓をはじめるけど、
そのさなか、夏奈子は怪我をしてしまい、大会当日を迎える…!!

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な…んて熱いまんがなんだ~!!
ドッチボール、キノコの場合だけど、小学生のころ毎日のようにやってたのに、
中学からパッタリとやらなくなりました。
つまりこの漫画は、チロルちゃんの経験を活かして描かれた漫画だということ!
だから、登場人物のセリフや、
「大会で一人強い女の子がいるから」という主人公の心のキモチまで、
ものすごくリアルに描けていました!!
加えて、「絶対に勝てなさそうな相手に練習して挑む」という、
少年まんが顔負けの熱さがテンポよく繰り広げられ、
楽しく読むことができました。
友情・努力・勝利!!
でもでも…“作者ならではの体験”ってつまり…
ぜんぜん分からない人がいるかも!ってことでもありますよね。
ドッチボールはきっと、皆やったことがあるとは思うけど、
でも中には全然やったことのない読者や、
キノコみたいにもう、長い間やっていない読者がいるかもしれません。
そういう人にとっては、すべてがドッチを中心としたエピソードだから、
このまんがを読む楽しさが分かりづらくなったり、登場人物への感情移入が、
すこし難しくなってしまいます。
そういう読者のためにも、「主人公はどんな子」「ハルナはどんな子」
「ドッチを通して2人はこうなった」という部分を、
もっと中心にして描けていたら、さらに楽しいまんがになったのではないでしょうか。
「人間関係(恋とか友情)」はドッチ以上に皆が体験していることだからです。
ページも20P!次回はもっと長い作品にチャレンジしてみてもいいかもしれませんね!!
チロルさんには特製シートをプレゼント!
第13回にも熱いまんがを待っています