第13回作品紹介(1)「着ぐるみ恐怖症」
2015年6月25日 (木)
りぼんっ子の皆さん、お久しぶり~!!
増刊号で読者コーナーを始めた男!!キノコっスよ~!!
7月16日発売の増刊号「バニラ」に、
鳥海先生(りさこっこ)とキノコの読者ページがあるから、みんな読んでね!!
さていよいよ、第13回小学生まんが大賞に応募いただいたものの、
惜しくも上位入賞はならなかった作品を紹介していきます
1つ目の作品は、兵庫県・小笠原ひかるさん(6年)の「着ぐるみ恐怖症」。
この作品にはキノコ賞をあげたい!!ヽ(*≧ε≦*)φ
こんな感じのお話でした。
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主人公の芽里は、子供のころ着ぐるみの中の人を見てしまった経験から、
見るだけで気分が悪くなるほど着ぐるみが嫌いな「着ぐるみ恐怖症」。
なのに、一日学校を休んで部活動の申請が遅れたせいで、
「着ぐるみ部」に入部させられてしまう。
着ぐるみ部はどんな部活なのか!?芽里は大丈夫なのか!?
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「主人公はとにかく着ぐるみが嫌い」という設定を、
部活に入部してからもちゃんと引っ張っているので、
強いキャラクターがありました!!
また、部活のメンバーにも個性があり、
特に、ことあるごとに主人公をしばきたがり、
納豆スムージーを飲ませようとする「たっちー」はキノコ超お気に入り。
さらにこの、シュールな絵!(笑)
思わず笑っちゃいましたよ~!
このように、具体的でブレない設定を作ることは、
キャラクターを好きになって貰うためには非常に重要なので、
皆も真似してみよう!!
全体の構成もこれ以外ない!というくらい整理されていて、
非常にレベルが高かったけど、更なるステップアップのために、
こんなことを意識してみよう!
①主人公に目標を持たせよう
主人公が、「着ぐるみ嫌い」「部活はイヤ」と、逃げの姿勢で、
実は特にやりたいことがないのが残念だった!
例えば、「ギターで有名人になりたかったのに、なぜかふえ部に」(『ピューと吹く!ジャガー』の設定だよ。/作者:うすた京介先生)
みたいに、「やりたいこと」があると、
「私はこうしたいのに、なんでこうなるの!?」と現実と理想のギャップができて笑えるし、
主人公が自分から動くようになる!
②主線を丁寧に描こう
筆ペンで大胆に描いた絵が、この作品の味になっていたけど、
少し雑な印象も。さらに丁寧に仕上げると、着ぐるみへの主人公の恐怖心が
より伝わってきたかも!!
ギャグだからこそ、見やすくキレイな線を心がけよう!!
類まれなるセンスを持ったひかるさんの作品を、
漫画スクールで読める日を楽しみに待っています!!
キノコ直筆アドバイスシートも読んでね
そしてみんなに誓うこと…
このブログ…これから1ヶ月、毎週更新します!!
次々と紹介される作品をお楽しみに!