2015年11月

第14回作品紹介(4)「ドキドキ注意!!報」

2015年11月27日 (金)

りぼんっ子の皆さまこんにちは!

今回紹介する作品は、 如月ナナさん(小6)の、
ドキドキ注意!!報」という作品です。

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【あらすじ】 如月美緒には、おささなじみの男子・理央がいる。
元々はいいやつだったんだけど、
小学校の時に2年間 引きこもっていた時期を経て、
今ではそっけない態度。
美緒は、「ひねくれた根性 わたしがなおす!」と意気込むけど…?

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「幼なじみ」という、 いつの時代でも人気のある人間関係を扱いながらも、
ヒーローのキャラを工夫したことで
読み応えがぐんと増していました!!

「実はずっと昔から好きなアイツ」とか、
「ケンカ友達のアイツだけど男らしくなってきて」だと、
ちょっとありきたりかも?? と思ってしまいますよね。

でも、「引きこもりでうまくいってない幼なじみ」って、 なんだか新しい
主人公の友達が、ひとりひとり違う髪型をしているなど、
絵にも如月さんの頑張りが出ています。

ここに気をつけたらもっとよかったかな?? というところは、
美緒と理央の性格(キャラクター)が、
展開と一緒に変わってしまっているように 見えてしまったところ!

例えば、「そのひねくれた根性 わたしがなおす
といっていた 美緒だけど、
理央がバスケ部に入ってうまく いきはじめると、
女子に人気が出たことで、
だんだん寂しい気持ちになっていってしまいます。

もしこれを友達の話として聞いたら、
「わかる~!」って言えちゃうかもしれないけど、
まんがの主人公が「最初にいったこと」をあらためると…

読者は
「えっ、○○っていってたじゃん
「○○キャラじゃなかったの」 と、ちょっとがっかりしてしまいます。
極端なたとえをすると…

例えばワンピースのルフィが、
「今回の敵は勝てないかもしれない」とか
「海賊王になれなくてもいいや」なんて言い出したら
え~~!!」って、なりますよね!?

主人公のキャラクターを「これ!」ときめると、
どうしても、「中々落ち込まないなぁ」といったように、
まんがを描く上で、困ったことも出てきてしまうけど、
実は、そのときこそが、キャラクターの見せどころ!

「どうやって付き合うんだろう?」
「どうやって勝つんだろう?」 という、
読者の興味につながっていきます。

キャラクターをしっかりとイメージして
恋愛をさせてみましょう

あとは、背景を書き込むなどして、
できる画面をにぎやかにできると
さらにさらに可愛くなりそうです
ぜひ第15回にも、ご応募おまちしてるっス

温かいホテルを出ると雪国であった。

2015年11月26日 (木)

皆さん…

今週も水曜日の更新が出来なくてごめんなさい

 

来週こそ!!ちゃんと時間通りにやります!!

キノコ今週は、北海道に出張してたっスよ

 

北海道は食べ物もおいしいし

大好きなところなんですが…

 

朝起きたらたいへんなことが!

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…雪だ

しかも、朝なのに、すでにけっこう積もってるΣ(゚д゚lll)

 

 

ここ北海道!気分は上々!

 

本来なら上空ごきげん早朝!

ところが欠航!

足りない情報!

あきらめないぜまってろ東京!

ハッ………(ノ゚ο゚)ノ

クールなライムを練って現実逃避してる場合じゃない

(キノコはラップは一切出来ません)

結局、空港で6時間待ちました…

 

ブログの言い訳じゃないッスよ!!

金曜日にはまんがの紹介を更新します(´Д⊂ 

 

あきれずに、温かい目で待っていてください!!

第14回作品紹介(3)「たこ先生!!」

2015年11月20日 (金)

 

りぼんっ子の皆さんこんにちは~!!

 

 

 

果たして金曜日中の更新が出来るのか!!

 

すぐに作品紹介だ~!

 

 

 

3作目に紹介するのは、叶わもさん(小3)の、

 

「たこ先生!!」というまんがです。

 

 

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【あらすじ】

 

小学3年生の友美は、「スポーツが出来るようになりたい」

 

という思いから、勧誘を受けたスポーツ教室に入ってみた。

 

しかしそこにはタコしかいない!!タコだらけのスポーツ教室だった…。

 

 

 

八本足でバランスをとる科目や

 

「すみ」で競う的あて…題してすみ当てなど、

 

入ったはいいものの、たこ先生に振り回される

 

元気な主人公に笑いが止まらなかったっス(ノ∀`)・゚・。

 

 

 

キノコ的にお気に入りなのは…このたこの口!!

 

 

Tako2

 

もちろん絵は、上手であれば上手であるほど

 

いいのかもしれないけど、たこの口をリアルに描かれたら…

 

 

 

面白くもかわいくもないですよね…?

 

 

 

そもそもぶっちゃけ…リアルたこって可愛くないですよね!?

 

 

 

叶わもさんは、たこの絵を上手に自分の絵柄に崩して、

 

かわいらしく描けていました!!

 

 

 

実はこのまんが、このあとどういう展開になるかというと、

 

主人公も口と足がたこになってしまい、

 

「戻してよ~!」というエンディングを迎えます。

 

 

 

最初は笑って読めたのですが…

 

実はよく考えるとコワい話かも…!?

 

その主人公の、ノーテンキというか、

 

明るさが全てをギャグにしてくれているのですが、

 

よく考えると「たこにされて戻れない」って結構コワい!!

 

 

 

もし稲川淳二さんが…

 

「でもねェ…その女の子は気付いてなかったんですよ…

 

 自分の足が、たこのままだってことに…」

 

 

 

って語ったら…

 

ひぇー!!となってしまいそうな内容かもしれないっス

 

 

 

(先生たちは、「あっ!」って言っているから戻れたのかな??)

 

 

 

ギャグとはいえ、お話の最後、つまりギャグのオチは、

 

「ここで終わり!」というところまで描いて欲しかったです

 

 

 

もうひとつ欲張るのなら、

 

スポーツ教室に通う前の主人公が、

 

どんな性格で、どんな生活を送っているのかが分かると、

 

更にギャグが面白かったと思います!!

 

 

 

先生にほめられたという叶わもさん!

 

まんがを描いてみんなが喜んでくれるなんて、

 

サイコーっスね

 

 

 

ぜひ投稿を続けて、目指せ大賞!!

 

キノコも応援しています!

 

第14回作品紹介(2)「スナオになりたい!」

2015年11月19日 (木)

キノコからお詫びとお知らせ

水曜日と金曜日に更新するといいながら、

なぜか火曜日に更新し、昨日ブログを書かなかったことを

ここに反省します。

 

楽しみに待っていてくれた皆さんごめんなさい

早速まんが紹介だ!

 

2作目に紹介するのは、里野そよさん(小5)の、

「スナオになりたい!」という作品です。

 

Sunao1

 

【あらすじ】主人公の小学生6年生・吉岡結菜は、

同じクラスの女子達の恋バナに中々ついていけないのが悩み。

興味がないとは言わないけど、まだ自分には恋なんて…と思っていたのに、

同じクラスのよく話しかけてくれる男子・小谷優大くんの明るさや優しさが

だんだん気になっていって…。

 

少女まんがの不変のテーマ「恋愛」に正面から挑んだ作品!!

 

キノコいつも思うのですが…

小学生の男子ってガキすぎですよね!?(反省)

皆にはショックな事実かもしれないけど…大人になっても、

同い年なら女の子の方がずっと大人っス…(;;;´Д`)

 

だから、小学生の恋愛まんがを描くって意外と難しいっスよね。

 

そのために、中学生や高校生の設定が恋愛まんがでは多いけど、

その場合、「なんで好きになるの?」「好きってどんな感じ?」という

大事なことが、描かれていないことも多いです。

 

でも、「スナオになりたい!は、

「まだ恋愛をしたことがない」という等身大の主人公にしたことで

初めて人を好きになっていく主人公の気持ちが、

まっすぐに伝わってきました!

 


Sunao2_2

「男子からシュシュをもらった」とはしゃぐ同級生たちは、

じつは、「恋をしている」というより、「恋愛トークが楽しい」

だけにも見えるけど、その周りの環境が、結菜の気持ちとうまく

正反対になっているのもスゴすぎ!!

 

絵柄も非常にかわいくて

恋愛まんがはピッタリ!だと思うっスよ!

トビラにも描かれてる、主人公の家の猫・ミーコもかわいかったっス

 

でも、これだけ絵が上手に描けるなら…

もっと大きな絵が見たかったです

 

「りぼん」を読んでみると、1つの見開き(本を開いた状態の2ページ)

の中に、だいたい1つは、上のコマにも絵が重なるような、

大きな絵があるのがわかると思います。

 

しかもその絵は…大体、主人公の絵じゃないでしょうか!?

 

まんがを読むのって、実は結構頭を使うので、

同じような大きさや構図で描いていると、

描いた人にとって大事なシーンや内容が、

読み飛ばされてしまう可能性があります。

 

たとえば、主人公が恋に落ちる瞬間だったり、ドキっとするような、

「ここは大事なシーンだ!」って思える場所は、

他のコマと大きく、目が正面を見えているように描くけど、

その前のコマはギャグ絵(デフォルメ絵にする)…といったように、

絵にもメリハリをつけてみましょう!

どうしたら描けるようになるかというと…

好きな先生の画面を真似してみるのがおすすめっスよ


あとは、主人公がドキドキするシーンがもっと見たかったので、

もうちょっと早く「小谷くんが好きかも!?」と思えると、

もっと楽しかったと思うっス!!

 

まんが家になりたいという里野さん!

その第一歩として、大賞を目指して、またの応募お待ちしてるっス!

キノコ、魔法学院を目指すの巻

2015年11月17日 (火)

皆さんにお知らせがあります…

キノコ、ソルパテル魔法学院に入学することになりました!!

 

そう、見てください…このイラストはなんと…

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リトルウィッチアカデミア 月夜の王冠

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をれんさい中の

藤原ゆか先生が描いてくださったんスよ!!

 

耳元で「お願いっス!お願いっス!CRASHに入りたいっスよ!」と、囁くこと数ヶ月…

サブリミナル的な効果により

ご好意により素晴らしいイラストをいただきました!

 

今編集部では、このキノコイラストが空前の大ブーム

Ex2

Ex1

このように、漫画や小説を読む時のしおりにピッタリ!!

 

皆もしおりをダウンロードして、

キノコに「いいんじゃないっスかぁ?」と言われている気持ちになれば

ネームがはかどること間違いありません!!

 

※個人の感想であり、効能には個人差があります。

 

※記事の内容には自信を持っておりますが、一部事実と異なる場合もあります。

 

 

さぁ君もレッツダウンロード!!!!

まんがの紹介は明日更新します!!

第14回作品紹介(1)「ホラーボックス」

2015年11月13日 (金)

皆お久しぶりっス~!!!

 

12月号の小学生まんが大賞 結果発表見てくれましたか!?

 

このブログの最後の更新…7月

 

ざんげします。

その間編集部にはこんなメールが来ていました…。

 

 

キノコさんにお願いがあります!

 

それは、ブログ更新をしてほしいことです。

 

 

 

あぁぁぁぁあああああごめんなさい!!

まさかこのブログに 読者がいるなんて!!

 

お詫びになるかはおいておいて…キノコ誓いました。

今日(1116日)からクリスマス(1225日)まで…

たとえ、どんなくだらない内容だとしても…

 

週2回更新します!!(水曜日と金曜日に)

出来るだけたくさんのマンガを紹介できるように頑張るッスよ!

 

 

さて、第14回小学生まんが大賞から一作目の紹介は、

日向ハルヒさん(小5)の、「ホラーボックス」という作品です。

 

Box1

 

【あらすじ】

主人公・みうの元に、ある日謎の黒いハコが届く。ハコには紙が貼られており、こう書かれていた。

 

これはなんでもほしいものをもらえるハコです。ほしい物の名前をなんでもいいので書いて入れてください。すぐにほしいものが入っています。

 

みうは半信半疑で試してみるが…。

 

確かに欲しいものはもらえるけど、「その代金として体の一部をもらっていきます」という条件があって、

みうはその注意書きを読み飛ばしたために、ひどいめにあう…というホラー作品!!


Boxp2


大胆に引かれた描線や、「ドクンドクン」といった心臓の擬音などが効果的で

画面全体からじとっ…とした不気味な雰囲気を感じたっス…

 

さらに、最初は明るいみうが、

どんどん青ざめていく様子が、ホラーマンガの雰囲気を

盛り上げていました

 

もったいないのは、以前「魔法みたいなことは1つだけ」にして

考えてみよう!と書いたことがあったッスけど、

このホラーボックスも、「魔法が2つある」ところ。

 

☆ハコに欲しいものを入れると必ず貰える

 ただし、体の一部が失われる

 

こう考えると、1つのルールのように思えるっスよね?

 

でも、この説明を2回に分けてしまうと…

 

☆ハコに欲しいものを入れると必ず貰える

☆1つものを欲しがると体の一部が失われる

 

なんと、“魔法”が2つに増えてるっス!!

 

ホラー好きな子なら、「リング」という映画を見たことがあるかも知れないっスけど…

 

☆呪いのビデオを見ると、1週間後に死ぬ。

 ただし、ダビングして他の人間に見せれば助かる。

 

このルールは、1つの流れで説明された上で、話が展開していましたよね?

 

ホラーボックスも、例えばルールや言葉をちょっと変えて…

 

☆このハコに欲しいものを書いて入れると必ず貰える。

 ただし、同じ価値の要らないものが失われる。

 

というルールを最初に説明してみたらどうでしょうか?

 

はじめは、消しゴムやえんぴつがなくなるくらい…

主人公は「なんだこんなものか」って思うんだけど、

どんどん欲張りになっていくうちに、失われるものも大きくなって…

 

みたいな展開だったら、

まんがとしてさらに面白くなりそうな気がしませんか!?

 

お話作りは難しくなるけど…

「このマンガはこういうルールだよ!」というのは、最初に説明してしまうと、

ホラーのオチが引き立つことが多いっスよ!!

 

ホラー作品を考えるときは、

「どうやったら主人公が落とし穴に気付かないかな??」

と考えてみよう!!

 

5年生ながらすばらしい作品を応募してくれた日向さん、

大賞目指して次回の力作もお待ちしてるっス

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