第14回作品紹介(2)「スナオになりたい!」
2015年11月19日 (木)
キノコからお詫びとお知らせ
水曜日と金曜日に更新するといいながら、
なぜか火曜日に更新し、昨日ブログを書かなかったことを
ここに反省します。
楽しみに待っていてくれた皆さんごめんなさい
早速まんが紹介だ!
2作目に紹介するのは、里野そよさん(小5)の、
「スナオになりたい!」という作品です。
【あらすじ】主人公の小学生6年生・吉岡結菜は、
同じクラスの女子達の恋バナに中々ついていけないのが悩み。
興味がないとは言わないけど、まだ自分には恋なんて…と思っていたのに、
同じクラスのよく話しかけてくれる男子・小谷優大くんの明るさや優しさが
だんだん気になっていって…。
少女まんがの不変のテーマ「恋愛」に正面から挑んだ作品!!
キノコいつも思うのですが…
小学生の男子ってガキすぎですよね!?(反省)
皆にはショックな事実かもしれないけど…大人になっても、
同い年なら女の子の方がずっと大人っス…(;;;´Д`)
だから、小学生の恋愛まんがを描くって意外と難しいっスよね。
そのために、中学生や高校生の設定が恋愛まんがでは多いけど、
その場合、「なんで好きになるの?」「好きってどんな感じ?」という
大事なことが、描かれていないことも多いです。
でも、「スナオになりたい!は、
「まだ恋愛をしたことがない」という等身大の主人公にしたことで
初めて人を好きになっていく主人公の気持ちが、
まっすぐに伝わってきました!
「男子からシュシュをもらった」とはしゃぐ同級生たちは、
じつは、「恋をしている」というより、「恋愛トークが楽しい」
だけにも見えるけど、その周りの環境が、結菜の気持ちとうまく
正反対になっているのもスゴすぎ!!
絵柄も非常にかわいくて
恋愛まんがはピッタリ!だと思うっスよ!
トビラにも描かれてる、主人公の家の猫・ミーコもかわいかったっス
でも、これだけ絵が上手に描けるなら…
もっと大きな絵が見たかったです!
「りぼん」を読んでみると、1つの見開き(本を開いた状態の2ページ)
の中に、だいたい1つは、上のコマにも絵が重なるような、
大きな絵があるのがわかると思います。
しかもその絵は…大体、主人公の絵じゃないでしょうか!?
まんがを読むのって、実は結構頭を使うので、
同じような大きさや構図で描いていると、
描いた人にとって大事なシーンや内容が、
読み飛ばされてしまう可能性があります。
たとえば、主人公が恋に落ちる瞬間だったり、ドキっとするような、
「ここは大事なシーンだ!」って思える場所は、
他のコマと大きく、目が正面を見えているように描くけど、
その前のコマはギャグ絵(デフォルメ絵にする)…といったように、
絵にもメリハリをつけてみましょう!
どうしたら描けるようになるかというと…
好きな先生の画面を真似してみるのがおすすめっスよ
あとは、主人公がドキドキするシーンがもっと見たかったので、
もうちょっと早く「小谷くんが好きかも!?」と思えると、
もっと楽しかったと思うっス!!
まんが家になりたいという里野さん!
その第一歩として、大賞を目指して、またの応募お待ちしてるっス!