第14回作品紹介(6)「?男子と私のひみつ」
2015年12月 9日 (水)
りぼんっ子の皆さんこんにちは~!!
寒いのが好きだから
最近ご機嫌な男!!キノコっスよ~!!
約束通り行くぜ!!
見守っててくれよな…おふくろ!!
(※キノコのお母さんは超元気です。念のため)
今回紹介するのは、蝶純まなさん(小6)の
「?男子と私のひみつ」という作品です。
【あらすじ】
主人公・さくらは中学2年生。
普段は完璧に毎日をこなしているけれど、
家ではひきこもっていて、お母さんにも不満がある。
じつは小学生のころのトラウマが原因で
言うべきことをハッキリ言えない性格になってしまい
ひきこもっているんだけど…
まなさん…
絵、うまッ!!
お母さん、小学生のころの友達、今の友達、クラスの男子と、
かなりたくさんの人物が出てくるのですが、
画力が高く、かきわけがしっかり出来ているので、
全員をちゃんと違う人物として、描けていました!!
瞳がキラキラだから、人物がはなやかな雰囲気
効果も、トーンばかりに頼らず
自分で工夫して、画面を演出しようという気合が伝わりました!
主人公の、過去(背景)を描こうとしたのも
「こういう子がいるとしたら、どんな過去があるんだろう?」
と、一生懸命主人公と向き合ったからだと思います。
もしこうだったら、もっといいね!
というところは、
人とエピソードが増えすぎてしまったかも…
というところです。
さっきも、書いたように、
かなりたくさんの人が1つの漫画に出てきます。
時間についても、
「小学校6年生→中学入学→中学2年(現在)」
と3つの時間が存在し、
場所についても、
「小学校、中学校、自宅」と3箇所が登場します。
描きたい事いっぱいを詰め込んでしまうと、
読んでいる人が「これは何の話だっけ…??」
とわからなくなってしまい、
せっかく考えたキャラクター1人1人の存在感が
かえって弱くなってしまいます(;д;)
つらいけど…
このお話に、いなくてもいい人はいなかったかな?
考えてみましょう
1つのストーリーがなりたつ、必要充分な要素に対して、
さらにほかの要素を足す、というのは、料理に例えると、
しょうゆで充分味がついている料理に、
みそも入れてみよう、みたいなこころみです。
作っている時は、「これも入れたほうがいいかも!!」と思ってるので、
一度冷静にならないと気がつけません。
確かにもしかしたら美味しくなるかもしれないけど…
でも大抵の場合は、「みそがない方がよかったんじゃ…」
となりそうですよね!?
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」(やりすぎることは、足りないのと同じくらい良くない)
というコトバは、ストーリーにもあてはまるんじゃないかな?
と、キノコは思います。
深く考えたヒーロー&ヒロインで、
第15回で大賞目指してがんばってください