第15回作品紹介(1)「生徒会とアタシの恋」
2016年6月21日 (火)
眠れる獅子が目を覚ます…
(CV:ジョン・カビラ)
みんな!りぼん7月号は、もう読んでくれたッスか!?
小学生まんが大賞の結果も載ってるっスよ~!!
結果が出たということは…
そう!!
更新の季節だ~!!
ぜんぜん更新できなかった借金を返すべく頑張ります!!
第1弾は、桜田ナオさんの「生徒会とアタシの恋」
という作品です。これは、なんとデジタル投稿作品!
【あらすじ】
黒野咲(17)は、新学期なのにまだ友達がいないのが悩み。
一方で白咲杏はなんでもカンペキ…
しかし、2人が立候補した生徒会選挙の結果、
会長に選ばれたのは咲!
白咲さんとの対立を深めながらも、
生徒会長書記の男子・田中蓮に恋をしていく咲だが、
杏がその前に立ちはだかる…
デジタルならではの大胆な感触がありながら、
瞳や髪のペンは繊細そのもの!!
すでにデジタル作画を使いこなしているナオさんの作品
編集部一同うなっていました!!
ナオさんのまんがでもったいなかったのは、
前にも同じような内容を書いてしまいましたが、
「要素が多かった」こと
以前は「キャラクターが多いかも」という
内容を書きましたが、ナオさんの場合、
多くなってしまったのはまんがの「要素(ゴール)!」
要素というのは、まんがを語る上では、
「ジャンル」という言葉に近い意味で
使われることが多い言葉です。
ナオさんのまんがで言えば、
「生徒会長選挙」=「主人公は会長になれるか」
「書記の男の子との恋愛」=「好きな男子と付き合えるのか」
「杏とのライバル関係」=「主人公は杏に勝てるのか、仲直りするのか」
「友達のいない主人公」=「主人公に友達ができるか」
とった内容が、「要素」にあたります。
これが増えると、
描く人は描かなければいけないことが増えるし、
読む人は気にしなければいけないことが増えて、
結果的に、急な展開が増えたり、話がとびとびになって
分かりづらいまんがになってしまうことが多いです!!
トビラや、まんがのエンディングをみると、
ナオさんが一番描きたかったのは…
「友達がいない主人公がなぜか、会長になってしまい、
困ったときは男子に支えられつつ、その男の子と恋におちる」
というストーリーではないでしょうか。
もし、そうだとすれば、
省略できたものは誰で、どんな要素でしょうか??
「いちばん描きたいものはなんだろう?」と考えて
それ以外の要素をなくしていく、それが
ネームやプロットでいちばん大切なことかもしれません!
研ぎ澄まされたネームで、まんが家デビューを目指そう!
漫画スクール+への投稿 楽しみにお待ちしてるっスよ