作品紹介(4)「春待ちクリスマス」 | ホーム

悪役は自分が正しいと思っている

2017年1月 6日 (金)

新年あけましておめでとうございます!!

今年も一緒にまんが力を上げていこうheart04

 

コンセプトが変わっている気がするっスけどwink

先日のブログに、担当の投稿者さんから質問がきたので

皆にも解説するっスよ!

 

「悪役は自分を悪役だと思っていない」

 

「悪役」と言われると、「恋愛漫画にはカンケーない」

と思ってしまうでしょうか??

そんなことはありません!

 

少年まんがなどでいう「悪役」は

少女まんがでいうと「ヒーロー」「ライバル」にあたることが多いからです。

 

例えば分かりやすい例で…

Sな男子に弱味を握られて言いなりに!

そんなまんががあったとしたら…

 

「くそ~最悪な男め!いつか仕返ししてやる!」

とか

「なんてデリカシーのないヤツだ!

 ひどいことばっかり言いやがって!」

と、主人公は思っていることが多いはず。

(自分が正しい、と思っている)

 

この場合、主人公にとってヒーローは

倒すべき悪役、到底わかりあえなさそうな敵という

ポジションにいますよね。

「倒す」手段は、攻撃じゃなくて恋愛なワケですが、

違いといえば、それくらいです。

 

キノコの大好きな「スターウォーズ」のエピソードⅤから

有名なセリフを引用してみます。

皆は「スターウォーズ」をみたことがないかもしれないから

簡単に解説しますね。

 

セリフを喋っている敵は「ダース・ベイダー」

映画を見た事がなくてもきっとしっている、

「シュコー…シュコー…」と呼吸している

全身真っ黒仮面です。

 

主人公(ルーク・スカイウォーカー)と対決し、

ルークを追い詰めたダースベイダーは、

彼に「自分の仲間になれ」と迫ります。

そのセリフの一節です。

 

With our combined strength

we can end this destructive conflict

and bring order to the galaxy.

 

だいたいどんな意味かというと…

 

私たちが力を合わせれば

この破壊的争いを終わらせることができ

銀河に秩序をもたらせられる

 

主人公は、「帝国は悪だ!

この支配を終わらせるために、

やつらを滅ぼすしかない!

銀河の平和と自由のために!」と思い

戦っているワケですが、



ベイダーは、「反乱軍め!

戦争を終わらせるためには、

やつらを滅ぼすしかない!

そして強大な力で銀河を支配しよう」

と思っているワケで、

実はやっていることにもやりたいことにも

共通する部分があるということが分かります。

 

そうすると見ている人は、

「ベイダーは悪いやつだけど、

ちょっと共感出来るかも…」

「実はこいつって、いいヤツだったんじゃ??」

あるいは、人によっては

「いいぞベイダー!!お前が正しい!!

 主人公の言っている事は偽善だ!」

と思い、主人公を応援すると同時に、

ベイダーにも共感や愛着を感じ、

物語にのめりこむことができます。

 

まんが「DEATH NOTE」も分かりやすいですね!

 

名前を書くだけで人をころすことが出来る

ノートを手に入れた主人公・月は、

「これで、法律で裁かれない世の中の悪人を

 みんなやっつけてやる。

 僕こそが正義」

と思っているワケですが

彼を捕まえようとする敵・Lは、

「勝手にそんなことしていいわけないだろ。

 絶対にアイツを捕まえてやる。

 私こそ正義」

と思っています。

 

読者は、

「月、やってしまえ!!悪人を倒せ!!」

と思う一方で、

「やっぱりダメなことかもなぁ。

 Lも格好いいなぁ。どっちが正義なのかな」

と思い、深くストーリーに入っていきます。

 

恋愛まんがに話を戻せば、

「私だって頑張ってるんだから!!」

という主人公に、

「何もやってないだろ、好きな男がいつか

 振り向いてくれると願ってるだけで」

とヒーローが言ったりして、その通りだと、

「確かに主人公は頑張ってると思ってたけど、

 実は、男子の言うとおりかも。

 こんなこといえるなんてすごいな」

と思い、彼に魅力を感じます。

 

もちろん、これはヒーローに限りません。

 

恋のライバル、いじめっ子、

助けてくれない先生、うるさいマスコミ、

勘違いした警察官、進路に反対する両親…

 

そうした、主人公からすれば「敵」な人でも

「自分こそ正しい」と思って行動していて、

ちゃんと理由があり、読者にも理解できる、

ということが非常に大切です。

 

そうしないと、キャラクターが薄っぺらになり、

まんががつまらなくなります。

 

こうして解説する分には、できるのですが、

実際こういうキャラクターを作ろうとすると、

ものすごく難しいです。

 

「なんだか理由もないのに主人公にイジワルしてくる」

そんなキャラクターが登場しがちです。

 

ではどうするか?

 

実際に苦手な人、嫌いな人、

実在した歴史上の悪人、他の漫画の敵キャラクター

そうした「すでに存在する人」をモデルに

考えてみるといいでしょう。

 

ダース・ベイダー(みたいな考え方の高校生)

に愛する人がいたらどうだろう…

でも、それが実はルークの彼女だったりして…

 

例えばこういう風に、キャラ作りの時に考えてみます。

ちょっと強引かな?

でも、描けたら面白そうな気もしますね!

 

なんだか人物に魅力がない…

物語にメリハリがないかも…

ストーリーが薄い気がする…

 

そんなときには、

「敵」

になっているキャラクターについて

もう一度考えてみるといいかもしれません!

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